微笑みの心理学 <笑顔は良い人間関係を作る最高の潤滑油>
6月。新年度・新学期の緊張感が和らいで、少しずつ自分の役割や方向性が見えてきた時期ではないでしょうか。
また、6月と言えば梅雨。自律神経の変わり目と言われるこの季節、鬱陶しい天候とも相まって、体調や心の安定を崩しがちです。
今回は、そんな季節を明るく乗り切り、より良い人間関係を築く秘訣・笑顔の効用についてお話ししたいと思います。

相手を心地よくさせる笑顔
人間関係のなかで、相手に対する最高の”もてなし”は何でしょうか。それは笑顔です。その代表的なものが赤ちゃんの笑顔。まだ言葉をしゃべれない赤ちゃんの笑顔に接したお母さんは、おむつを替える苦労も、何時間かおきにオッパイをあげなければならない大変さも、一瞬にして忘れてしまいます。

どんな言葉よりも雄弁なそんな天使の微笑みを、生まれた瞬間から授けられている人間は、やはり素晴らしいと思うのです。笑顔、人を心地よくさせるこの武器を、日常生活のいろいろな場面でどんどん活用したいものですね。

しかめっ面は精神汚染剤
とはいえ、深刻な悩みを抱えているときに笑顔を作るのは、そう簡単なことではありません。私は相談者への指導のなかで、常に相手に笑顔で語りかけるようにしています。そして、悩みを別の角度からみることができないかを一緒に考えます。

笑顔の大切さを証明するアメリカでの観察結果もあります。子供の非行に悩む両親の80%が「子供に語りかけるときに微笑みかける習慣をもっていなかった」というのがそれです。子供への影響という面でも、笑顔は非常に重要な役割を果たしているのです。 マッコーネルという心理学者は、逆に「しかめっ面は精神汚染剤」とまで言っています。

微笑が性格まで変える
微笑むことが苦手という人でも、訓練で笑顔が作れるようになります。鏡に向かって微笑む練習をするのですが、最初は照れ笑いでも、次第に慣れて呼吸法なども併用すると感情が入るようになり、本物の笑顔になっていきます。

すると不思議なことに、性格までも明るく変わります。笑顔という形を作ることで、心にも素敵な影響を及ぼすのです。 「人間は楽しいから笑うのではない。笑ううちにだんだん楽しくなっていくのだ」の例えのごとく、笑いの伝染をさせてみませんか。




  


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